2016年 01月 03日

京急2100形 3社比較(2)

昨日に引き続き、京急2100形 3社比較その2です。

(3)側面種別・行先表示器
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KATOの側面表示器です。綺麗に印刷表現されていますが、裏が透明ではないので室内灯を取り付けても電照はされません。
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マイクロ製です。裏が透明プラ部品になっているので室内灯を取り付けると側面表示器が光ります。
ここはマイクロの方が秀逸な表現と思います。
接写してみると張上げ屋根の肩にパーティングラインが見えますね。
表示器は窓ガラスと一体の透明パーツなのでKATOでも簡単にできると思うのですが、そこに印刷してしまうと行先表示を変更できなくなるため、どうしてもユーザーがシールを貼ることになります。
KATOは結局、最近のユーザー動向から判断してレディ・トゥ・ランを選んだのでしょう。
また窓パーツを作り分けなくて済むのでコストダウンにもなります。
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GM製です。こちらは車体の凹みにシール貼り付けです。
もちろん光りません。

(4)連結面・妻板・貫通扉・転落防止板
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KATOの中間連結面です。グレーの幌は最初から付いていますが、貫通扉は車体色のままです。
ここは編成にすると見えないので割り切ったのでしょう。
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マイクロ製です。
貫通扉は銀色で塗装されており、窓ガラスも入っています。
ちなみに実車の貫通扉はアイボリーのような白っぽいアルミデコラです。
マイクロ製で特筆すべきはゴム製の転落防止板の表現でしょう。
カーブ通過の関係で連結面間隔が多少広くなってしまうのですが、この板のおかげであまり広い感じはしません。
実際、カプラーをKATO密連型JP.Aに交換してもR177を通過できます。
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GM製です。幌はなかったので当廠で後付けしました。
貫通扉の白も後から塗ったものです。
ちなみにパンタグラフはマイクロ製、GM製ともTOMIXのPT7113Dに交換してあります(実車はPT7117)。

(5)クーラー表現
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KATOのCU-71Gクーラーです。
ファンのプロペラまで表現されています。
ここはKATOの圧勝でしょうか。
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マイクロ製
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GM製
クーラーは目立つ部分なので各社力が入っていますね。
同じクーラーに対する表現の違いが面白いです。

(6)室内表現
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KATOの座席表現です。
シート色近似の青いモールドであっさりと表現しています。
背もたれは垂直ですが、これにはちょっと理由があります(後述)。
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マイクロ製です。
ヘッドレストのえんじ色まで塗り分けされていて2100形の転換クロスシートの雰囲気がよく表現されています。
この表現だけ見るとマイクロの圧勝なんですが、問題もありまして、ここまで表現してしまうと車輌の走行方向をシートの向きに合わせないとおかしなことになるのです。
ところが中間車はいいとして、両先頭車は室内作り分けまではしていませんから、片方は乗客全員後ろ向き、転換クロスの故障?という雰囲気になります。
当廠ではマイクロ製を上り品川方面行としたので8輌中7輌の室内部品の向きを入れ替えています。
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GM製です。
これは細かいことは言わないで雰囲気を楽しみましょう、といったところです。
T車でもウェイト覆いの中板が出っ張っているのでこうなってしまいます。
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KATO製、車体に組み込んで電飾した状態です。
背もたれがほぼ垂直なので、逆に走ってもあまり違和感がありません。
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同じくKATO製の先頭車車内です。
よく見ると床下の制御機器コンテナが板状ですね(^^;;
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マイクロ製です。
走らせてしまえば分からないとは言いながら、電飾すると結構違いが見えます。
かなりの出来ですが、これが逆走するとおかしなことに(^^;;
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GM製です。
これはM車ではなくT車です。

(7)動力ユニット・動力車
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KATOの18m級動力ユニット、同社の京急800形以来、実に30年ぶりくらいの正調18m動力です。
コアレスモーターではないのでC59ほどではありませんが、かなりスムーズに走ります。
アッシーで買うと高いのですが、動力だけ1セット購入してしまいました(^^;;
今月はC59と2100形同時でしたので財政が厳しいのですが、今買っておかないと多分すぐ売り切れてしまいます。
まあレジェンドなので再生産はされるでしょうが。
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KATO製、車体に組み込んだ状態です。
モーターカバーの床下機器も大きな違和感なく造形されています。
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マイクロ製の動力車です。
室内はまあまあ良いのですが、床下がマイクロ独特のラージサイズで幅が広く、線路とのクリアランスもかなり小さくなっています。
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GM製です。
モーターカバーが車内に張り出して室内表現何もなし。
これはもう、今年リニューアルされるコアレスモーター仕様に期待です。

(8)その他
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KATOの先頭車屋根上です。
他社製にはある送受信アンテナからの引き込み線表現がありません。
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KATO製のワイパーカバーを上から。
最近のKATOはこういう隠れた部分に力を入れる傾向があるのでしょうか。
何となく自己満足っぽくてかえって好感が持てます(^^)

さて、次回はKATO車の当廠入廠整備です。
既に本記事にも一部登場していますが(^^)
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by nari_masa | 2016-01-03 09:18 | 京急電車(N) | Comments(0)


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